おいしいコーヒーを飲むために ⑤淹れるときの理屈を知ろう

   

コーヒーを淹れるとは珈琲豆に含まれる成分を抽出することですそれぞれの味をだす成分が水に触れることで溶け出す温度・時間が違うために淹れ方によって違いが出ることがありますそのためよく耳にする「あの器具で淹れるコーヒーがおいしい」とかなるわけですがその理屈はコーヒーが水に触れる時間・温度・粉の大きさに関係しているのです

①温度が高ければ苦味がよく出て低いと酸味が強くなる(あまり苦くならない)

②時間が短いと酸味がつよく長いと苦味がでてくる

③粉が大きいと酸味が強く出る細かいと苦味が出やすくなる

この条件を当てはめて器具を選ぶとするとペーパードリップは温度・時間ともに自由度がありますが時間の部分において落とす回数・スピードによってブレはありそうです。ネルドリップはペーパドリップに比べると水の保有力がありますので苦味が出ると思われます。サイフォンは温度に自由度がなく時間で調整します。器具による条件の得手不得手はあるにしても自身の好きなポイントがわかればどの淹れ方でも一緒のものが出来上がることになると思われます。(参照文献 コーヒー「こつ」の科学 石脇智広氏)

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