アイスコーヒーの淹れ方

   

アイスコーヒーがおいしい時期になってきました。お客様からよく淹れ方について聞かれたりします。ホットコーヒーは香りとともに味を感じるのですがアイスコーヒーはほとんど香りを感じません。アイスコーヒーの求めるものはしっかりとした味と透明感だと思いますので基本は良質で深煎りの豆を細かく挽いてきっちり淹れることです。注意点がいくつかありますので下の通り

①アイスコーヒーに使う豆はアラビカ種もしくはアラビカ種が多い豆を使用する・・ロブスター種(よくある泥臭いアイスコーヒー)は深煎りに耐性があり歩留まりもよいので多くアイスに使われますが味的にオススメできません。全体の1割程度の配合で使用する分にはどっしりとした味がブレンドされていい感じにはなります

②お湯から抽出する場合ホットコーヒーよりやや多めの豆を使用し濃い目に淹れる、後で氷を入れることや冷えたコーヒーが味を感じにくくさせることも念頭におくのですが、飲み方によってここは異なります。氷を入れなかったりあまりしっかりと冷やさずに飲まれる場合もありますので飲みながら調整をするのがいいかと思います。適量抽出したら、ポットなど冷えやすいものに移して水に浸けて一気に冷やして冷蔵庫に保存してください。一週間ぐらいまでに飲み切られるのがよいです。

③水出しコーヒーの場合は豆量などはお湯から淹れる場合と一緒でよいですが生水のままされる場合は賞味期限にご注意ください。

④お湯からと水出しどうちがうのか?と質問があります。味の違いが出ます お湯から淹れる場合は透明感のある苦味が出てすっきりと飲める感じになります。水出しコーヒーの場合は甘さを伴ったコクが出てある種とろみのような感じになります。好みによりますが両方一度試されると良いかと思われます

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